2010/05/20

長嶌寛幸さん(音楽家/DOWSER)がコメントをご寄稿下さいました。

この映画では何もかもが「投げ出されたまま」だ。だけども、それがものすごく

「今」な感じがした。世界が変われば、映画も変わる。

この映画を観て、「21世紀も、10年経ってやっと始まった」という気がした。
 

長嶌寛幸(音楽家/DOWSER)


プロフィール
作曲家。1966年京都府生まれ。
10歳からテープレコーダーとシンセサイザーで作曲を始め、独学で作曲法を習得する。18歳の時に手渡したデモテープがきっかけで、石井聰亙監督の映画上映の音響リミックスを始める。映画音楽家としてのキャリアは「指圧王者」(石井聰亙/89)から始まる。その後、マルチメディア創成期のCD-Romゲー ム「Alex-World」に参加し、最初期のPro Toolsに触れる。それから現在にいたるまで、映画、TV、CM、ゲーム等の作曲、演奏、5.1chまでのミックスをほぼ一人で行っている。また同時 に、電子音楽Duo、DOWSER(ダウザー)としてのライブ活動、CD制作も行っている。現在は株式会社Anproの所属。

映画音楽作品
『The MASTER OF SHIATSU 指圧王者』(石井聰亙/89年)
『PINOCCHIO √964』(福居ショウジン/90年)
『TOKYO BLOOD』(石井聰亙/93年)
『エンジェル・ダスト』(石井聰亙/94年)
『水の中の八月』(石井聰亙/95年)
『メモリーズ エピソード3〜大砲の街』(大友克洋/95年)
『月の砂漠』(青山真治/01年)
『名前のない森』(青山真治/02年)
『軒下のならずものみたいに』(青山真治/03年)
『秋聲旅日記』(青山真治/03年)
『海流から遠く離れて』(青山真治/03年)
『Noと言える刑事』(オムニバス『刑事まつり』)(青山真治/03年)
『子連れ刑事』(オムニバス『刑事まつり』)(安里麻里/03年)
『TRUNK(Webシネマ)』(青山真治/03年)
『犬と歩けば チロリとタムラ』(篠崎誠/04年)
『銀のエンゼル』(鈴井貴之/04年)
『レイクサイド マーダーケース』(青山真治/04年)
『独立少女紅蓮隊』(安里麻里/04年)
『地獄小僧』(安里麻里/04年)
『世界は彼女のためにある』(保坂大輔/04年)
『月猫に蜜の弾丸(たま)』(港博之/04年)
『ソドムの市』(高橋洋/04年)
『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』(青山真治/05年)
『AA』(青山真治/05年)
『ありがとう』(万田邦敏/06年)
『こおろぎ』(青山真治/06年)
『夕凪』(オムニバス『ハヴァ、ナイスデー』)(安里麻里/06年)
『サッド バケーション』(青山真治/07年)
『狂気の海』(高橋洋/07年)
『くりいむレモン いけないマコちゃん』(保坂大輔/07年)
『接吻』(万田邦敏/08年)


DOWSER/ダウザー
DOWSER(ダウザー)の結成は1986年。幾度かのメンバーチェンジを経て、90年代半ばから、長嶌寛幸と寺井昌輝の電子音楽Duoというスタイルになる。「月の砂漠」(2001)、「私立探偵濱マイク 名前のない森」(2002)、「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」(2005) (3作品共に青山真治監督作品)には寺井昌輝も参加している。
 
(AnproのHPより転載)

0 コメント:

コメントを投稿