2010/03/08

漫画連載 にくめ、ハレルヤ!のにくめない出来事たち 第二回


第二回 「珍獣ボリの優しさに包まれたなら」
P.1


P.2


<次回予告> ============================

第三回 「美形は何をしても様になる」(仮題)
主演・苧坂淳を巡る女子的妄想エピソード
3月22日(月)掲載予定


<著者紹介> ============================


岡藤真依
乙女座B型。
漫画家、イラストレーター。
2009年 Lマガジン社「Lmagazine」漫画掲載
2010年 フリーペーパー「apt」イラスト掲載
他様々な媒体で活動中
岡藤真依のブログ

http://okafujimai.blog.ocn.ne.jp/

2010/03/01

連載 撮影回想 3 「美術」


「美術」

大学時代、粗大ゴミのでる日はよく大学周辺をうろついた。
映画の美術に使えるものをタダでゲットするというのが大義名分で、映画の制作シーズンになると夜な夜な粗大ゴミ争奪戦が繰り広げられていた、かどうかはあまり覚えてないが、友人の家に元粗大ゴミのカッコいい机が置かれていた時は妙なくやしさがあった。
片田舎でおくる大学生活の単なる暇つぶしだったかもしれない。

『にくめ、ハレルヤ!』は、そんな大学生活から抜け出して数年後に撮影した映画だが、「欲しいな」と思った美術道具を全てお金で解決できるほどの美術予算はなかった。そんな中で美術を担当してくれたのは、大学時代やはり最初に書いたように粗大ゴミを漁りながら数々の映画美術を成立させてきた内堀義之(俗称:ボリ)という同じ大学の後輩。

一つよく覚えているのは、彼と『にくめ、ハレルヤ!』の準備中、車で大阪市内を走っている時のこと。急に「止めて下さい」と車をとめて、まっすぐ電柱の下に捨て置かれたゴミの固まりに駆け寄り、大量の卵パックをもって戻ってきた。「これ使えますよ」と誇らしげだった。

そして、それは下記のように使用された。
主人公・裕人の部屋の美術記録写真。壁に貼付けてあるのが、その時の卵パック。音楽をやっている設定だったので、防音用に使用しているという体で使用された。撮影後、この卵パックは裕人を演じた苧坂くんが自宅の防音に使うと言って持ち帰った。

この写真の反対側はこんな風。
彼女と同棲している設定なので、女性が暮らすような雰囲気も。
左上にかかっている絵は、美術助手だった岡藤真衣さんが書いてくれた。
岡藤さんはこのブログで漫画を連載している。

この部屋での撮影。真ん中の女性は、主人公の彼女・明子役の長綾美さん。

この部屋以外に、「某NPOの事務所で、今ではあまり使用されていない」という設定の部屋なんかも作りこんでくれた。雑然と散らかる品々はどこからやってきたのか。

この写真手前に映っているのは、椅子の上に乗せた反対にした椅子の足の部分。これを見た僕が思わず言った「虫みたい」という発言にボリが異常に反応し、その後の撮影中、彼は事あるごとに「虫みたい」と連呼していた。当時は小学生男子が「ムシキング」に熱中していた頃だったかもしれない。

今ではゴミを捨てるにも何かとややこしく、お金をとられたりするケースもあるので、大学時代のような粗大ゴミ漁りも難しいのかもしれない。 あんまりやりたくないけど。

文:板倉善之

2010/02/26

映画『GHOST OF YESTERDAY』(監督|松野泉)上映情報1

「京都インディペンデント映画の軌跡」という特集で、『にくめ、ハレルヤ!』の録音・松野泉さんの監督作品『GHOST OF YESTERDAY』が上映されます。(『GHOST OF YESTERDAY』の上映は12日、21時から。)

主演は『にくめ、ハレルヤ!』にも出演している西村仁志さん。最近、声優として大活躍中の寿美菜子さんと兄弟役を演じられています。また撮影の高木風太さん、共同脚本・制作の伊月肇さんなど『にくめ、ハレルヤ!』のスタッフも数多く参加しています。

京都インディペンデント映画の軌跡

場所|京都みなみ会館
日時|2010年3月11日(木) 12日(金) 13日(土)
企画|RCS http://www.rcsmovie.co.jp/

プログラム
■3月11日(木)
20;00- 『赤い束縛』(監督|唐津正樹)
監督トーク
22;00- 『吉野葛』(監督|葛生賢)

■3月12日(金)
20;00- 『痴食』(監督|佐々木育野)
監督トーク
21;00- 『GHOST OF YESTERDAY』(監督|松野泉)

■3月13日(土)
18;10- 『紅葉』(監督|山崎樹一郎)
19;10- 『へばの』(監督|木村文洋)
監督トーク
21;20- 『京極真珠』(監督|佐藤訪米)

『イエロー・キッド』(監督|真利子哲也)
3月11日(木)〜13日(土) 16;10-
3月14日(日) 18;10-

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『GHOST OF YESTERDAY』
2006年/128分/DV/16:9
第30回ぴあフィルムフェスティバル 審査員特別賞、企画賞
監督|松野泉 脚本|松野泉、伊月肇 撮影|高木風太
出演|西村仁志 寿美菜子 玉置稔 原尚子

あらすじ
高校生の文子の母は、夫に先立たれ、記憶と精神に障害を抱えていた。ある日、兄の徹が働くリサイクルショップの経営者・康治を、母が「お父さん」と呼んだことから、文子は康冶に母の夫として振舞うよう依頼する。康治を加えた4人による生活が始まった。見違えるように母は元気を取り戻すが、無理のある生活と、母を騙し続ける文子に兄の徹は納得できなかった…